種々の効果の検証において、ダメージ計算方法を明らかにしないといけないので、伝説?のカツオさんのブログにある関係記事を参考に試行錯誤して導出した結果を下記にまとめました。
(以下の内容は、約1年前に作成したものですので、今後、再度データを取得して検証していくようにします。)
基本式
基本ダメージ量 = (攻撃力-防御力)/10×[ダメージ補正]
ただし、(攻撃力-防御力)/10の項がマイナスになる場合は、10に修正されると推測されます。
1.攻撃力/防御力
攻撃・守備のそれぞれの武将の能力値の物理攻撃と物理防御、計略攻撃と計略防御を当てはめることになります。天賦によるプラス/マイナスは反映された値になっていると思われます。
実戦の場面では、スキル発動などのバフ/デバフで修正を加えることになります。
2.ダメージ補正
天賦やスキル連携には、物理ダメージや計略ダメージの値を修正する「物理/計略ダメージ+○%、物理/計略ダメージ軽減○%、ダメージ+○%、ダメージ軽減○%」の6種類があります。
兵種には、上記の6種類と相手の兵種を限定して、「与ダメージ〇%アップや被ダメージ〇%軽減」といった全体に掛かると推測される修正値があり、これらは使い分ける必要がありということを確認しました。
適用区分によって、それぞれの値を下表のように定義すると、ダメージ補正は下記のとおりになります。
天賦 | スキル連携 | 兵種 [物理/計略] | 兵種 [与/被] | |
---|---|---|---|---|
攻撃側 | 補正A※ | 補正B | 補正C | 補正D |
防衛側 | 補正E | 補正F | 補正G | 補正H |
※ 専用武器によるダメージアップは、天賦の補正(補正A)に加算します。
[ダメージ補正]= (1+[正補正]-[負補正])×[与・被補正]
[正補正]= (補正A+補正B+補正C)/100
[負補正]= (補正E+補正F+補正G)/100
[与・被補正]= (100+補正D-補正H)/100
例えば、攻撃側が天賦で物理ダメージ+32%、兵種で物理ダメージ+20%、守備側が天賦で物理ダメージ軽減30%、兵種で被ダメージ軽減45%とすると、次のように計算できます。
- [正補正]=(32 +0+20)/ 100 = 0.52
- [負補正]=(30 +0+0)/ 100 = 0.30
- [与・被補正]=(100+0-45)/100 = 0.55
- [ダメージ補正]=( 1 + 0.52 - 0.30)×0.55 = 0.67
兵種補正の多くの場合が、対象となる兵種に限って「与ダメージ〇%アップ」とか「被ダメージ〇%軽減」という補正効果になっていますが、これらは上記のダメージ補正としてではなく、全体に影響を与えるパラメータのようです。
上限/下限値
実際に与えられるダメージ量は基本ダメージ量に、上限/下限補正がされているようで、下記のように算出されると思われます。
- 上限値:基本ダメージ量×1.15
- 下限値:基本ダメージ量×0.85
検証
下記に物理系と計略系に分けて、実測データで検証した結果をまとめました。
攻撃/守備武将で合戦させて、攻撃側が与えるダメージ量を実測データとして取得し、上記の算定式の正確性を検証しました。
物理系
ケース① 基本形
区分 | 武将 | 攻撃/防御力 | 天賦 | スキル 連携 | 兵種 |
---|---|---|---|---|---|
攻撃 | 豊臣秀吉 | 物理 1,854 | +32% | なし | なし |
守備 | 千姫 | 物理 1,152 | なし | なし | なし |
①計算結果
- 攻撃力-守備力 =( 1,854 - 1,152)/10 = 70.2
- ダメージ補正 = 1 +(32+0+0)/100 -(0+0+0)/100 = 1.32
- 基礎値 = 70.2 × 1.32 = 93
- 上限値~下限値 = 93 ×[0.85~1.15]=79 ~ 107
- 会心値 = 93 ×[1.25~1.75]=116 ~ 162
②検証結果(①の範囲外の場合、確認欄に×)
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
実績値 | 165 | 87 | 157 | 122 | 128 | 99 | 122 | 145 | 82 | 87 |
会心 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||
確認 | × |
⑪ | ⑫ | ⑬ | ⑭ | ⑮ | ⑯ | ⑰ | ⑱ | ⑲ | ⑳ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
実績値 | 89 | 158 | 148 | 125 | 156 | 142 | 124 | 167 | 130 | 95 |
会心 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||
確認 | × |
ケース② 攻撃側複数補正+守備側補正
区分 | 武将 | 攻撃/防御力 | 天賦 | スキル 連携 | 兵種 |
---|---|---|---|---|---|
攻撃 | 豊臣秀吉 | 物理 1,854 | +32% | なし | +20% |
守備 | 猿飛佐助 | 物理 560 | ▲30% | なし | なし |
①計算結果
- 攻撃力-守備力 =( 1,854 - 560)/10 = 89.2
- ダメージ補正 = 1 +(32+0+20)/100 -(30+0+0)/100 = 1.22
- 基礎値 = 89.2 × 1.22 = 109
- 上限値~下限値 = 109 ×[0.85~1.15]=93 ~ 125
- 会心値 = 109 ×[1.25~1.75]=136 ~ 190
②検証結果(①の範囲外の場合、確認欄に×)
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
実績値 | 184 | 回避 | 回避 | 回避 | 167 | 167 | 165 | 147 | 158 | 159 |
会心 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||
確認 |
⑪ | ⑫ | ⑬ | ⑭ | ⑮ | ⑯ | ⑰ | ⑱ | ⑲ | ⑳ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
実績値 | 95 | 135 | 121 | 180 | 144 | 回避 | 131 | 回避 | 166 | 169 |
会心 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||
確認 | × | × |
上記内容より、20回中18回適合していることから算定式の妥当性は概ね確保できていると思われますが、計略系ダメージによる確認や大輔のようにバフ/デバフが重なったときにまだ想定できていないことがないかなどを検証していく必要があると考えています。
少しずつ確認して、算定式として確立させて、種々の変更があった際の影響を定量的に評価することに活用できればと思っています。
貴重なダメージ計算ありがとうございます☺複雑ですが参考になりました!!
最近流行?逆境編成は物理の究極形なのですかね。あの火力は
前 W特異今川、特異真田
後 左近、家子、柳生
左近、柳生さんでフルボッコにされちゃいました
左近と柳生は攻撃回数が多いですから
W特異義元の奮闘&40%=+65%、特異真田の脆弱が同時にかかると
瞬殺されるでしょうね。笑
3×義元で+90%もすごいらしいです。
ただ、桶狭間義元を使うなら死線か兵力回復が欲しいですね。
そういった意味では示された編成はバランスが取れていると思います。